多目的キャビネット(完成編) [木工作品]
今年は花見に洒落込む機会がなかったです。 いつも散歩に出かける公園のサクラは散り、道端にはピンクのジュウタンを敷きつめたようで...それなりにキレイと思ったりしました。
さて、キャビネット作りも大詰めを迎えてやっと完成させることができました。 組み付け寸法の間違いも多々ありだったりで、途中で投げ出したような気持ちを抑えて...【ものつくり】の難しさもあらためて痛感しました。
天板と2枚の扉は合板を包み込むような昔からあるオーソドックスな組み方です。 額縁合わせの天板は、表面をピタリとツラを合わせるのに少し苦労がありました。 厚さ30㎜の天板に重量感が増し、古風なキャビネットに近づいたようでしょうか...。
側面と背面は、深さ7㎜の溝を掘って昔のタンスのように框組みとしました。
棚...上段の扉 依頼主から今は、本箱として使うとの事でしたが後に多目的に使いたい要望だったので自分なりのスタイルで組み付けてみました。 開いた扉が水平になるように6㎜のロープでストッパーとしました。 専用の金具もあるのですが、コストダウンに努めてみました。
塗装 色は濃い目でお願いしますと聞き、 全体の外面はウォルナット 内面を少し黄色帯びたチーク色でしょうか、オイルステインを染み込ませて細かなペーパーで磨いてクリアーを吹き付けています。
写真では明るく見えますが実際はもっと黒っぽく古びた箪笥のような雰囲気です。
寸法 1000X400X720㎜ (長さ、奥行、高さ)
取っ手つまみと蝶番は、依頼主からシルバーが希望との事です。 着色により派手さはないレトロっぽさがイメージでしょうか...材料は安価な角材と針葉樹合板ですが、永く使えるように丈夫に造ったつもりです。
今度の休みに先方まで納品します。
追い立てられるように次に作るのは【ダイニングテーブル】なのです。 家族4人がゆったりスペース...天板の広さ、1200X800㎜程度の無垢板を使います。 脚は毎度の2X4材...こちらも安価&丈夫に仕上げてみます。
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